環境ホルモン濫訴事件:中西応援団(判決確定につき、新規投稿受付は停止)


HOME | TREE表示 | BOX表示 | 使用上の注意 | 過去ログ | 文字検索 | 管理

[back]

【 関連記事一括表示 】

□記事番号 1711 に関する記事

記事番号:1711
タイトル:書証を追加
名前:apj
投稿日時:2006/12/26(Tue) 20:15:52
URL:未入力
 前回の口頭弁論で提出された書証をいくつかアップしました。
[返信] [削除] [修正]   .

記事番号:1712
タイトル:Re: 書証を追加
名前:ham
投稿日時:2006/12/27(Wed) 17:44:03
URL:未入力
熊本県立大学の有薗幸司教授の陳述書が応援団の頁
にupされましたね。甲23号証です。
かなりずれた問題の見方だと私は思いますが、松井さん唯一の応援を買って出た方ですから皆さんよくお読みください。ご本人は残念なのかほっとしたか知れませんが、証人としては採用されませんでした。

次のカギ括弧部分は意味深です。何か有薗さんに心当たりがあるのだろうか?

>中西氏のホームページを読んでその内容を信じたら、「松井氏は何という人だ。9億円もらって自分たちを利用しただけなのか!時流に乗って金がつく間だけやり、金がつかなくなったらすぐ次の問題に移ってしまう人なのか!」と思うことは明らかです。
[返信] [削除] [修正]   .

記事番号:1714
タイトル:9億円の研究費?
名前:ham
投稿日時:2006/12/27(Wed) 22:47:39
URL:未入力
何か有薗さんに心当たりがあるのだろうか?

>>中西氏のホームページを読んでその内容を信じたら、「松井氏は何という人だ。9億円もらって自分たちを利用しただけなのか!時流に乗って金がつく間だけやり、金がつかなくなったらすぐ次の問題に移ってしまう人なのか!」と思うことは明らかです。

先ほど書き込んだのですが、なんだか気になる9億円です。
全く口からでまかせに9億という金額を書いたのでしょうかね?
なんなんだ一体。この9億円という中途はんぱな研究費の金額は。なかなかリアリティーがあって、気になる。文科省の研究費?

読みようによっては場を借りて松井さんにあてつけの不満をぶつけたとも読める
けど、うがちすぎか。
[返信] [削除] [修正]   .

記事番号:1739
タイトル:Re: 9億円の研究費?
名前:chem@u
投稿日時:2007/01/06(Sat) 16:20:23
URL:未入力
>>>中西氏のホームページを読んでその内容を信じたら、「松井氏は何という人だ。9億円もらって自分たちを利用しただけなのか!時流に乗って金がつく間だけやり、金がつかなくなったらすぐ次の問題に移ってしまう人なのか!」と思うことは明らかです。
>
>先ほど書き込んだのですが、なんだか気になる9億円です。
>全く口からでまかせに9億という金額を書いたのでしょうかね?
>なんなんだ一体。この9億円という中途はんぱな研究費の金額は。なかなかリアリティーがあって、気になる。文科省の研究費?

「特定領域:内分泌攪乱物質の環境リスク」の研究費内訳を調べてみました(そんなことする暇あるなら論文書けよ、自分)

調べた先
http://camomile.env.kyoto-u.ac.jp/ehormone/
http://seika.nii.ac.jp/

平成12年度 90名 ・ 4,500千円
平成13年度 210名 ・ 326,000千円
平成14年度 192名 ・ 313,300千円
平成15年度 213,100千円

研究予算 合計8億5960万円(約9億)

研究者の内訳
■ H12年度 計画班(17グループ、90人)
■ H13年度 計画班(17グループ、67人) (未公開)
■ H13年度 公募班(77グループ、143人) (未公開)
■ H14年度 計画班(17グループ、59人) 
■ H14年度 公募班(73グループ、133人) 
■ H15年度 計画班(17グループ、62人)
■ H15年度 公募班(69グループ、122人)

研究代表者
総括班 内分泌攪乱物質の環境リスク
代表者 松井三郎 (京都大学・地球環境大学院)

A01班 人体への汚染と影響
代表者 森千里(千葉大学・医学部)
A02班 野生生物の汚染と影響
代表者 田辺信介 (愛媛大学・沿岸環境科学研究センター)
A03班 毒性メカニズム
代表者 井口泰泉 (岡崎国立共同研究機構・統合バイオサイエンスセンター)
A04班 代謝機構
代表者 吉原新一 (広島大学・医学部)
A05班 バイオアッセイ・バイオマーカー
代表者 有薗幸司(熊本県立大学・環境共生学部)
A06班 リスク評価と管理
代表者 森澤眞輔(京都大学・工学研究科)

計画班参加グループ代表者(上記班代表を除く10グループ)
長山 淳哉 九州大学 医学部保健学科
浅岡 一雄 京都大学 霊長類研究所
和田 勝 東京医科歯科大学 教養部
藤田 正一 北海道大学大学院 獣医学研究科
松田 学 東京大学大学院 理学系研究科
原 彰彦 北海道大学大学院 水産科学研究科 
宮入 伸一 日本大学薬学部
宮本 元 京都大学大学院 農学研究科
尾崎 博明 大阪産業大学 工学部
米田 稔  京都大学大学院 工学研究科

予算配分(各年度合計)
総括班 代表者 松井三郎 1億1570万円

班代表クラスのグループ研究費
A00 松井三郎 3290万円
A01 森千里  5000万円
A02 田辺信介 4210万円
A03 井口泰泉 1920万円
A04 吉原新一 3140万円
A05 有薗幸司 3340万円
A06 森澤眞輔 2320万円

班代表以外の計画班のグループ研究費
長山淳哉 1550万円
浅岡一雄 1550万円
和田 勝 1470万円
藤田正一 1840万円
松田 学 1500万円
原 彰彦 1500万円
宮入伸一 1070万円
宮本 元 2520万円
尾崎博明 1030万円
米田 稔 1150万円

班代表合計  2億3220万円 平均3317万円
計画班他合計 1億5180万円 平均1518万円

(多分間違ってないと思いますが単純ミスが入ってる可能性あり)

公募研究(H13年度のみ)として、77の研究グループが新たに加わる。
(6班、94研究グループ、研究者210人)
公募研究(H14・15年度)として、73の研究グループが加わる。
(6班、90研究グループ, 192人)

公募により加わった研究グループへの配分は?

総額
8億5960万−1億1570万−2億3220万−1億5180万=3億5720万円
H13年度単年度のグループには200万円
H14,15年度2年間のグループには300万円
を平均配分と考えると
200万円×77+300万円×73=3億7300万円≒3億5720万円

人による増減もあるでしょうが、概算としてはだいたいこんなもの。

総括班1億1570万の分配はともかく、
班代表グループには 3300万程度
計画班グループには 1500万程度
公募班単年度では  200万程度(予想)
公募班複数年度では 300万程度(予想)

それぞれ配分された、といったところですか。
[返信] [削除] [修正]   .

記事番号:1745
タイトル:Re: 9億円の研究費?seikanohodoha
名前:ham
投稿日時:2007/01/07(Sun) 22:13:50
URL:未入力
>予算配分(各年度合計)
>総括班 代表者 松井三郎 1億1570万円
>
>班代表クラスのグループ研究費
>A00 松井三郎 3290万円
>A01 森千里  5000万円
>A02 田辺信介 4210万円
>A03 井口泰泉 1920万円
>A04 吉原新一 3140万円
>A05 有薗幸司 3340万円
>A06 森澤眞輔 2320万円

chem@さんの記事にはまた、たんと、ご高名な方々が名を連ねていましたね。
これがいわゆる松井さん一派か。
この中にあれ!どこかで聞いた名前だなと頭の中をチカチカさせたのがA06班の代表者 森澤真輔というお名前。思い出した。ナーんだ君も松井グループだったのか。2006年1月20日(金) 秋葉原コンベンションホールで行なわれた 産業技術総合研究所主催の講演会にコメンテーターとして名前が公表されていながらスッポカシタ御仁だ。
司会者は日にちを勘違いしたとか、度忘れしたとかアナウンスしていたけど、そうか、スッポカシタ理由がわかった。そういうことだったのか。

それにしても折角の機会をもったいないことしたね。呼ばれているのだから堂々と出て行って、環境ホルモンのリスクは大きいぞーってやればよかったのに。インディルビンの宣伝でもよかったのではないか。それを引きこもっちゃって不戦敗では様ないね。だらしがないとも言えるぞ。

それともなにか、リスク評価と管理で2320万円の研究費を使いながら公表すべき成果がなかったってことかな。なかったらなかったと公開する義務もあるじゃーないの?公的研究費使ってるんだから。

それにしてもだ 君、コメンテーターを引き受けておいてスッポカスなんて聴衆に対する背信行為だよ。不適切。不適当。



[返信] [削除] [修正]   .

記事番号:1746
タイトル:Re: 9億円の研究費?成果no
名前:ham
投稿日時:2007/01/07(Sun) 22:19:39
URL:未入力
>研究代表者
>総括班 内分泌攪乱物質の環境リスク
>代表者 松井三郎 (京都大学・地球環境大学院)
>
>A01班 人体への汚染と影響
>代表者 森千里(千葉大学・医学部)
>A02班 野生生物の汚染と影響
>代表者 田辺信介 (愛媛大学・沿岸環境科学研究センター)
>A03班 毒性メカニズム
>代表者 井口泰泉 (岡崎国立共同研究機構・統合バイオサイエンスセンター)
>A04班 代謝機構
>代表者 吉原新一 (広島大学・医学部)
>A05班 バイオアッセイ・バイオマーカー
>代表者 有薗幸司(熊本県立大学・環境共生学部)
>A06班 リスク評価と管理
>代表者 森澤眞輔(京都大学・工学研究科)
>
>予算配分(各年度合計)
>総括班 代表者 松井三郎 1億1570万円
>
>班代表クラスのグループ研究費
>A00 松井三郎 3290万円
>A01 森千里  5000万円
>A02 田辺信介 4210万円
>A03 井口泰泉 1920万円
>A04 吉原新一 3140万円
>A05 有薗幸司 3340万円
>A06 森澤眞輔 2320万円
>
chem@さんの記事にはまた、たんと、ご高名な方々が名を連ねていましたね。
これがいわゆる松井さん一派か。
この中にあれ!どこかで聞いた名前だなと頭の中をチカチカさせたのがA06班の代表者 森澤眞輔というお名前。思い出した。ナーんだ君も松井グループだったのか。

2006年1月20日(金) 秋葉原コンベンションホールで行なわれた 産業技術総合研究所主催の講演会にコメンテーターとして名前が公表されていながらスッポカシタ御仁だ。
司会者は日にちを勘違いしたとか、度忘れしたとかアナウンスしていたけど、そうか、スッポカシタ理由がわかった。そういうことだったのか。

それにしても折角の機会をもったいないことしたね。呼ばれているのだから堂々と出て行って、環境ホルモンのリスクは大きいぞーってやればよかったのに。インディルビンの宣伝でもよかったのではないか。それを引きこもっちゃって不戦敗では様ないね。だらしがないとも言えるぞ。

それともなにか、リスク評価と管理で2320万円の研究費を使いながら公表すべき成果がなかったってことかな。なかったらなかったと公開する義務もあるじゃーないの?公的研究費使ってるんだから。
それにしてもだ 君、コメンテーターを引き受けておいてスッポカスなんて聴衆に対する背信行為だよ。不適切。不適当。


[返信] [削除] [修正]   .

記事番号:1716
タイトル:Re: 書証を追加
名前:
投稿日時:2006/12/28(Thu) 07:54:36
URL:未入力
>熊本県立大学の有薗幸司教授の陳述書が応援団の頁
>にupされましたね。甲23号証です。

確かにおもしろい文書ですね。

>次のカギ括弧部分は意味深です。何か有薗さんに心当たりがあるのだろうか?
>
>>中西氏のホームページを読んでその内容を信じたら、「松井氏は何という人だ。9億円もらって自分たちを利用しただけなのか!時流に乗って金がつく間だけやり、金がつかなくなったらすぐ次の問題に移ってしまう人なのか!」と思うことは明らかです。
>

こんな文章が自分の擁護になると思う松井さんの感性は理解できません。結局訴訟は内輪向けのパフォーマンスだったのでしょうか。
まあ環境ホルモン関連予算でドクターを取った人がたくさんいるのが自慢らしいですから、そういう人たちがせいぜいポスドクまでではしごを外されて、仕事がなくて恨まれている、ということならあるかもしれません。研究内容が松井さんの言ってるようなこと(「悪い」物質を糾弾するだけ)であれば、企業への就職は絶望的といっていいでしょうし。
[返信] [削除] [修正]   .

記事番号:1724
タイトル:Re: 書証を追加
名前:chem@u
投稿日時:2006/12/29(Fri) 00:04:45
URL:未入力
>熊本県立大学の有薗幸司教授の陳述書が応援団の頁
>にupされましたね。甲23号証です。
>かなりずれた問題の見方だと私は思いますが、松井さん唯一の応援を買って出た方ですから皆さんよくお読みください。ご本人は残念なのかほっとしたか知れませんが、証人としては採用されませんでした。

逐一突っ込みたい衝動にかられましたが、まあ、今更という気もしますので保留。
しかし、大学教授なんていっても日本語を理解する能力やら・・・やら・・・云々、何を書いても悪口にしかならないので、「自らの名誉を自ら進んで毀損する人がまだいるとは思わなかった」位でとどめておきます。

こういう文章を公開されても「お仲間」の間ではマイナス評価にならないのかな?
それはそれで、すごい世界だ、と、そっちに驚いてみる。
[返信] [削除] [修正]   .

記事番号:1727
タイトル:Re: 書証を追加
名前:ham
投稿日時:2006/12/29(Fri) 11:46:14
URL:未入力
>こういう文章を公開されても「お仲間」の間ではマイナス評価にならないのかな?
>それはそれで、すごい世界だ、と、そっちに驚いてみる。

私はどうしてもこっち方面、
有薗陳述書に書かれた9億円の研究費が気になる。
どなたか、研究の”成果”にあたってみてくださいよ。

全く関係ない研究費の話ですが、早稲田の件も9億円だったようで・・・。

>「文科省所管の科学技術振興機構の研究事業で、松本氏が参加した97年度から06年度までの計約9億円の研究費については同機構が調査中で、来年2月に調査結果が出る予定。」
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061223k0000m040111000c.html
[返信] [削除] [修正]   .

記事番号:1728
タイトル:Re: 書証を追加
名前:酔うぞ
投稿日時:2006/12/29(Fri) 12:14:10
URL:未入力
>全く関係ない研究費の話ですが、早稲田の件も9億円だったようで・・・。
>
>>「文科省所管の科学技術振興機構の研究事業で、松本氏が参加した97年度から06年度までの計約9億円の研究費については同機構が調査中で、来年2月に調査結果が出る予定。」
>http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061223k0000m040111000c.html

へ〜、10億円の一割削減ですか・・・・・・。
[返信] [削除] [修正]   .

記事番号:1730
タイトル:Re: 書証を追加
名前:chem@u
投稿日時:2006/12/29(Fri) 22:03:31
URL:未入力
>>こういう文章を公開されても「お仲間」の間ではマイナス評価にならないのかな?
>>それはそれで、すごい世界だ、と、そっちに驚いてみる。
>
>私はどうしてもこっち方面、
>有薗陳述書に書かれた9億円の研究費が気になる。
>どなたか、研究の”成果”にあたってみてくださいよ。

多分これかな。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/16/12/04120103/005/006.htm
昔の記事
http://blogs.yahoo.co.jp/chemist_at_univ/20271999.html
で引用したので覚えてました。

審査部会の評価としては
> 5. 審査部会における所見
>  内分泌撹乱物質による環境汚染リスクを明らかにするため、医学、生物学、工学、農学、水産学、薬学の研究者を結集して集中的に取り組んだ社会的に影響の大きな研究であり、内分泌撹乱物質の作用機構の解明を中心に、十分な成果を上げている。また、一般社会を対象とした講演会も数多く開催するなど、環境リスクの啓発活動に積極的に取り組んだ点も、大いに評価できる。次のステップとして、問題解決法を含む研究が進展することを期待する。

なんてところ。
[返信] [削除] [修正]   .

記事番号:1731
タイトル:Re: 書証を追加
名前:chem@u
投稿日時:2006/12/29(Fri) 22:16:24
URL:未入力
>>>こういう文章を公開されても「お仲間」の間ではマイナス評価にならないのかな?
>>>それはそれで、すごい世界だ、と、そっちに驚いてみる。
>>
>>私はどうしてもこっち方面、
>>有薗陳述書に書かれた9億円の研究費が気になる。
>>どなたか、研究の”成果”にあたってみてくださいよ。
>
>多分これかな。
>http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/16/12/04120103/005/006.htm

ちなみに有薗陳述書の
> 4 このセッションで座長を努めた中西準子氏は、松井氏が研究代表者だった文部科学省科学研究補助金特定領域研究(1)「内分泌撹乱物質の環境リスク」の公募研究の審査委員(主査)をしており、私もこの特定領域研究に加わって研究を続けてきました。この研究は9億円もの補助金を使った大変重要なものでした。

の9億に対応する数字でしょう。詳細は
http://camomile.env.kyoto-u.ac.jp/ehormone/

年度ごとの予算とか、
平成12年度 90名 ・ 4,500千円
平成13年度 210名 ・ 326,000千円
平成14年度 192名 ・ 313,300千円
平成15年度 213,100千円
(四捨五入すると確かに9億になる)

参加した面子とか、成果とか、なら確認できるはず。
[返信] [削除] [修正]   .

記事番号:1732
タイトル:松井さんちの研究費
名前:ham
投稿日時:2006/12/31(Sun) 22:47:00
URL:未入力
>有薗陳述書
>の9億に対応する数字でしょう。詳細は
>http://camomile.env.kyoto-u.ac.jp/ehormone/
>
>年度ごとの予算とか、
>平成12年度 90名 ・ 4,500千円
>平成13年度 210名 ・ 326,000千円
>平成14年度 192名 ・ 313,300千円
>平成15年度 213,100千円
>(四捨五入すると確かに9億になる)

引き続いて16年度ー17年度の研究費(科研費)が3200万ー1716万と約5000万円付いていますね。17年度というのは終了が平成18年3月。次がナノの140万円と、急減する。多数の博士をだしたという研究室の維持がむずかしくなるのでは?こういう時どうするんですかね。誇り高き研究者としては・・・。
ファンドのよびかけでもしますか?
[返信] [削除] [修正]   .

記事番号:1740
タイトル:Re: 書証を追加
名前:chem@u
投稿日時:2007/01/06(Sat) 16:54:15
URL:未入力
>どなたか、研究の”成果”にあたってみてくださいよ。

中下さんの以下の文章に集約していると思われ。
http://www.kokumin-kaigi.org/kokumin03_44_01.html
> 環境ホルモン問題については、環境省までが「大した問題ではなかった」として対策を縮減してしまったため、最近では新聞での報道もほとんどなくなってしまいました。

実際のところ
http://camomile.env.kyoto-u.ac.jp/ehormone/hajimeni/mokuteki.htm
> 本研究で運営する研究領域の目的は内分泌撹乱物質の環境リスクを明らかにすることである。
> 研究成果を統合し、数物質について、きっちりとしたリスク評価を行い、成果を公表するとともに、環境行政に対する提言を行う。

と言う目的を掲げていたわけで、

明らかにした環境リスク 大した問題ではなかった
環境行政に対する提言 成果が示す意味がそのまま理解され行政に生かされた

という成果を得たと見ていいんじゃないでしょうか。
本人たちは望んでいない方向性だったかもしれませんけど。

大将が
> 環境ホルモンの影響は、未だ不明なところが沢山あり、その解明が重要であること、つまり環境ホルモン問題は終わっていない旨の発言をしました。
とか

> 吉川先生のご質問、山形さんの問題提起、それぞれ重要な問題でして、科学者がどれだけ対応できて、一般の人に重要な情報を出せるかということにかかってくるわけですね。その作業はまだ出来ていません。研究が終わったばかりの段階なので、これからです。
とか

言ってる現状は、昨年引用した審査部会の評価を
『一部の機構解明に留まり、未だ不明なところが沢山あり、まさに「わからないことがいかに多いかということがわかった」』
と言い換えてもおかしくないですね。

実際のところ、若手対象予算で辛口審査されたケースでは、当初目的の達成度という視点で評価されていて

> 最終報告書の内容もこれまで行ってきた事の説明にとどまっており、当初計画と当事者の技術力に関する本人の見通しが甘かったと判断せざるをえない。

とか

> 研究開始当初の目的が達成されず、研究成果が不明。

とかの評価が下されてる例があります。
こういった評価が下らずに済んでよかった、と見ることもできるかも?

・・・明日は我が身ということもありうるので、なんとも書きにくい内容でした。
[返信] [削除] [修正]   .

記事番号:1715
タイトル:乙12号証はオッケイ?
名前:中埜仁
投稿日時:2006/12/28(Thu) 05:51:41
URL:未入力
乙12号証は著作権とのからみでWebに置くのには微妙な心配がありますが、公益にかなうから構わない?民事だからそこまでは言えない?裁判の証拠に関しては公益を根拠に複製可能な形で公表できると判断されているならとっても嬉しいので、もし判例などあれば教えて頂けると幸いです。
[返信] [削除] [修正]   .

記事番号:1717
タイトル:Re: 乙12号証はオッケイ?
名前:酔うぞ
投稿日時:2006/12/28(Thu) 11:18:04
URL:未入力
>乙12号証は著作権とのからみでWebに置くのには微妙な心配がありますが、公益にかなうから構わない?民事だからそこまでは言えない?裁判の証拠に関しては公益を根拠に複製可能な形で公表できると判断されているならとっても嬉しいので、もし判例などあれば教えて頂けると幸いです。

これは、もともと「バーチャル傍聴席」とか言っているこのサイトが他に例がないわけで、いわば最先端にいますから「今、作っているところ」ですね。

もし、サイトに発表することが著作権法上の問題になるという指摘があった場合には、その時点から「どうしようか?」という話になります。

まぁ、書証の公開ですから裁判所に行けば同じ物を見ることは誰でも出来るわけで、それを抑止する権利が著作権によって発生するとはちょっと思えません。

それをやったら、裁判の公開の原則そのものが壊れるとも言えます。
また、現実に公開されない情報は法廷ごとにあって、先日紹介されている例では、婦女暴行かなんかで通例通りに被害者を匿名として検察官が法廷で読み上げようとしたら、裁判長が認めなかったという話があります。

というわけで、ここらについては固定的に考えない方がよいのだと思います。
[返信] [削除] [修正]   .

記事番号:1718
タイトル:乙1と乙12の違い
名前:apj
投稿日時:2006/12/28(Thu) 12:19:16
URL:未入力
>これは、もともと「バーチャル傍聴席」とか言っているこのサイトが他に例がないわけで、いわば最先端にいますから「今、作っているところ」ですね。

 まさに、作っているところですね。
 ただ、それを言うなら乙1(「環境リスク学」そのも)だって、証拠なわけですから、全文デジタル化してここに置いたらどうかという話になるわけですが、amazon.comへのリンクにしています。いくら裁判の証拠といっても、手頃価格でいつでも簡単に入手できる本を丸一冊というのはどう考えてもやり過ぎなので、買うか、図書館でも利用してくださいという形にしています。
 これが、品切れ絶版再版の見込み無し、図書館にもおいそれと置いてない、などということになると微妙です。著作権法上はそれでも勝手にコピーをばらまいてはいけないのですが、その情報を出さないことには裁判の内容が把握できなくなってしまう。
 また、入手が簡単でも、たとえばその本の中の3ページだけ、といった場合は、「部分」「議論に必要な範囲」ですので、むしろ引用の要件を満たしてきそうです。
 雑誌の場合は……1つの記事全文なのですが、雑誌全体から見ると部分ですし、他の書証と一体になって意味があるわけだから、引用に近いかなあ、と思わないでもない。
 まあ、このへんはこれからの検討課題ですね。最初から誰が見ても無茶だろうということは避けるようにしているつもりですが、やっぱりあやふやでグレーな部分は残ります。
[返信] [削除] [修正]   .

記事番号:1719
タイトル:乙12号証は法廷著作物における引用である
名前:中埜仁
投稿日時:2006/12/28(Thu) 12:47:16
URL:未入力
>まぁ、書証の公開ですから裁判所に行けば同じ物を見ることは誰でも出来るわけで、それを抑止する権利が著作権によって発生するとはちょっと思えません。
論点は裁判所による「公開」ではなく、HTTPによる「複製」であるというところです。奥付の複製を禁じているところまできちんと複製してあるあたり、とってもナイスだと思いました。

日本では認められていないにしても fair use の範疇だと思うし、そもそも書いた人が国家公務員なのだからそこはまけてよ、という気持がなくもないのですが、そんなのに頼るより「提出された証拠は原告被告双方の、裁判という媒体における弁論という著作物の一部を成すものであり、そこに現れる他者の著作物は当然当該弁論著作物における引用なのだ」と開き直るのがいいかもしれません。姓名を明かして内容を公開しているんだから、公開された著作物の要件は満たすでしょう。もちろんプライバシーに係わるといった微妙な部分は別にして、です。

じゃぁ次はあれだ、弁論が著作物なら、法学以外の学者さんの場合でも裁判もインパクトファクター化して業績に(以下自粛)
[返信] [削除] [修正]   .

記事番号:1723
タイトル:Re: 乙12号証は法廷著作物における引用である
名前:酔うぞ
投稿日時:2006/12/28(Thu) 22:55:24
URL:未入力
似て非なる話題ですが、文章の使い方についての議論があります。

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20061105#1162656125

「調書の講義使用は「不可」 検察庁と法科大学院が対立」

これは、調書の利用は守秘義務が規定されていない法科大学院生には見せることが出来ない、という議論でして、じゃあ司法修習生なら完璧か?というと拡大解釈だろう、という説もありました。

結局のところ、司法修習生から法律勉強中の人が居なかった時代から、法科大学院が出来て大学院生にも実務教育が必要になったから考えてみたら公開しない方がよいだろう、となったのでしょう。

つまりは、法律も含めて従来の規制が社会の変化に対応できない場合は多い、ということですね。

今回のケースは正に「前例がない」わけです。
そこで、どのように判断するのかはこれから決めることになるでしょうね。

考えてみると面白い問題です。
[返信] [削除] [修正]   .

記事番号:1720
タイトル:Re: 甲23号証
名前:行きたいけど
投稿日時:2006/12/28(Thu) 20:02:48
URL:未入力
 中西先生に意見書を寄せた方の文章と比較しますと、「松井先生の周辺からはそれなりの方は皆逃げたな」と思いました。
[返信] [削除] [修正]   .

記事番号:1721
タイトル:Re: 甲23号証
名前:ham
投稿日時:2006/12/28(Thu) 21:32:17
URL:未入力
> 中西先生に意見書を寄せた方の文章と比較しますと、「松井先生の周辺からはそれなりの方は皆逃げたな」と思いました。

見方によってはそれなりの方が有薗さんだけ、ではいけませんか?
紛争?中のことに意見をかくというのはそれなりにしんどいですよ。
有薗さんだって一大決心だったでしょう、書くことは。
ですから松井さんの周りにはそれなりに腹の据わったご仁はいなかったんです。最初から。松井さんご愁傷様なんじゃないでしょうか。
[返信] [削除] [修正]   .

記事番号:1722
タイトル:Re: 甲23号証
名前:qur
投稿日時:2006/12/28(Thu) 22:27:05
URL:未入力
>紛争?中のことに意見をかくというのはそれなりにしんどいですよ。
>有薗さんだって一大決心だったでしょう、書くことは。
>ですから松井さんの周りにはそれなりに腹の据わったご仁はいなかったんです。最初から。松井さんご愁傷様なんじゃないでしょうか。
 私見ですが、理/利がないならば、書かないでしょう。そう思った人が多かったということではないでしょうか。
 私は、それは正常なことであって、むしろその方が望ましいと思います。
逆に、 義理人情で「腹を据え」られても困ってしまいます。そういう判断基準では行動して欲しくないなあと。とくに科学者の方には。
[返信] [削除] [修正]   .

記事番号:1725
タイトル:Re: 甲23号証
名前:行きたいけど
投稿日時:2006/12/29(Fri) 00:10:42
URL:未入力
>紛争?中のことに意見をかくというのはそれなりにしんどいですよ。

 確かに、松井先生をサポートするのはしんどいかもしれませんね。
[返信] [削除] [修正]   .

記事番号:1733
タイトル:Re: 甲23号証
名前:yo
投稿日時:2007/01/03(Wed) 01:51:24
URL:未入力
> 確かに、松井先生をサポートするのはしんどいかもしれませんね。

明けましておめでとう御座います。 ・・・それはさて置き、

だいたい、この程度の話で訴訟を起こす時間が惜しくないとは、理科系の人間として信じられない。研究者の名誉は論文の引用数で測られるもので、裁判所に守ってもらうようなものじゃないだろ。訴訟を起こした御本人や反論させられる中西先生やその他サポートの人たちの研究時間、返せってーの。
[返信] [削除] [修正]   .

[back]

HOME | TREE表示 | BOX表示 | 使用上の注意 | 過去ログ | 文字検索 | 管理

【小規模PHP製作所】